徒然なるままに 「未だに新しいことに挑戦中!」
鈴木優さん、外国語お勉強の「徒然」拝読しました。コロナのステイホームを見事に有効活用なさって、凄いです。私も何か纏まったことをやりたいと思いつつ、ぐうたら癖が身に付いただけでした。外国語は、以前から関心があり、本棚には英語は勿論のこと、フランス語、イタリア語、スペイン語、韓国語の入門書が並んでいます。でも、何ひとつ習得せずに終わりました。
若い頃、フランス映画がブームで、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ブリジッド・バルドー、カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ポール・ベルモント、ジェラール・フィリップ、ジャンヌ・モローそしてシャンソン歌手のイブ・モンタン、シャルル・アズナブールなどなど、彼らが話すフランス語に憧れました。そこでフランス語を習いたいと思い、ベルリッツ校を訪ねました。ところが先方の人は、「英語は出来ますか?」こちらは「いいえ」、「じゃあフランス語より英語をなさい。フランス語は習っても使う場所がありませんから、身に付きません。難しいですよ」と言われ、じゃあ英語を習おうかということに。でも未だに英語すら覚束ないです。あの時、学校の方の言われたことを、拒否して強引にフランス語を学びたかった。たとえ片言しか習得しなかったとしてもです。Je t’aime. Comment allez-vous?
でも、私、80歳を過ぎた今でもいろんなことに挑戦しています。近所の詩吟教室を覗きました。3か月でやめました。どんなものか知りたかっただけで、私には向きませんでした。バレエのストレッチも運動のため通いました。でも腰を痛めて2年で辞めました、歌のレッスンも始めました。オペラや歌曲、カンツオーネなどです。年をとると歌はとても健康にいいのです。誤嚥防止にもいいのですって。近所の先生を紹介していただき今も通っています。昨年は生まれて初めて舞台に立ちました。下手ですけど。今年も歌います。曲はマルテイーニの「愛の喜び」と石川啄木の作詞の「初恋」です。誰かさんのように素晴らしい舞台ではなく、ファミリーコンサートのような小さな舞台です。場所・日にちは秘密です。着物の断捨離をしようと整理していたら、今は亡きMBSの先輩で民放クラブの会員だった松見万里子さんがデザインなさった着物や帯がありました。彼女は着物のデザインもされていて個展を開かれていてその時購入した大事な着物です。でも私は自分で帯が結べません。それなら習いに行きましょう!一回500円で着物も教室に備え付けてあって手ぶらで通える教室が、ハルカスにありました。でもこれが大きな間違いで、和服は断捨離どころか、どんどん増えてしまいました。でも娘のような年齢の人たちとお友達になり、着物を着てランチや美術館などを楽しんでいます。つい2か月前からまた新しいことを始めました。ピラティスです。呼吸法を使ってインナーマッスルを鍛える体操。飛んだり跳ねたりする体操ではありませんので、怪我をすることもありません。お勧めです。人生の幕切れは目の前なのに、未だに年を忘れた向こう見ずな私です。
かみむらとみこ(MBS)